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第九回「アルミホイールにご用心」
お客様からの電話で、タイヤがパンクしたので助けてほしいとの事でした。
わりと近い所だったので、とりあえず駆けつけてみるとジャッキが車の下においてありました。
車は、「フリーダ」という背の高いワンボックスカーです。
先ずビックリしたのは、ジャッキを掛けるポイントが乗用車のつもりで、タイヤの後方に当てておりましたが、ここにジャッキを当てたらボディにかなりのダメージを与え、板金塗装におそらく5万円はかかるとおもわれます。
とりあえず正しい位置にジャッキを当てて車を少し上げ、ナットを緩めようとしたところ、今度は標準工具のタイヤレンチが入らないのです。
良く見ると、他社(純正品ではない)で購入したアルミホイールが、標準装備の工具では使用できなくて、アタッチメントが必要なタイプでした。
おそらく買った時に付いてくるアタッチメントを無くしたものと思われましたが、とりあえず会社に工具を取りに戻り何とかなりましたが皆様も充分気をつけてください。
純正でないアルミホイールをつけている方は一度見ておいたほうが良いです。
ジャッキをかける場所も取扱説明書を読み、確認しておきましょう。
特に最近は自分でタイヤ交換をする方が減っているので注意しましょう。
<タイヤサイズの意味>
北海道の場合1年間のうち春と冬の2度、タイヤ交換の時期になっておりますが、この時期になるとタイヤを買いたいという人が出てきます。
その時こちらがタイヤのサイズを分かっていれば良いのですが、不明な時はサイズを聞きます、しかし大体の方は意味がわからないようです。
そこで今回はタイヤの簡単な説明をします。
一般的に乗用車は、185―70―14などのサイズ表示をしますが、この三つのサイズが解るとタイヤの大きさが解ります。
具体的に最初の185は、タイヤの幅をミリメートルで表示しています。
ですからこの数字が大きくなると太いタイヤになります。
次の70は最後に説明します。
最後の14はタイヤのホイールがはまる部分の内径をインチであらわします。
つまりこの数字が大きくなると大きなホイールが必要になります。
一番説明の難しいのが真ん中の70です。
この70は扁平率といってタイヤの幅に対するタイヤの厚みの部分の比率のパーセンテージで表します。
解りやすくする為に説明しますと、お菓子の「リングドーナッツ」を頭に描いてください、勿論横に寝かせた時の厚みが最初の185に相当します。
そして穴の部分が14に相当します。
具体的な数字を使ってドーナッツを表現すると大体40―90―1.7ぐらいです。
実際にはこの数字からタイヤの外径を計算して他のタイヤとの互換性を検討します。
マタマタ電卓を持ってやってほしいのですが最初の185−70−14のタイヤの直径を計算してみましょう。
計算方法は185*0.1*0.7*2+14*2.54=61.46cmとなります。
(電卓のメモリーを使ってください)勿論0.1はミリをセンチにする為で2.54は1インチが2.54センチメートルの為です.2は自分で絵に書いてやってみてください。
これが解ると今流行っているやたら薄っぺらいタイヤにする為の方法が解ります。
例えば225―40―17なら225*0.1*0.4*2+17*2.54=61.18CMとなり、最初の185―70―14の外径とほぼ同じ数字になる事がわかります。
このようにしてタイヤサイズを変更して、見栄えを良くしたり、乗りごこちを良くする為のタイヤを選んだりします。
以上簡単に説明しましたが一度自分の車のタイヤサイズを見てください。
タイヤの価格は太いほど高く、扁平率が小さいほど高いのです。
例えば今のタイヤが185―60―14なら175―65―14にすればホイールを変えずにタイヤの価格は安く出来るのです。 |
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