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                |  | 第十五回「フリーハブ」車を埋めた方いませんか?
 私は、今日お客様から埋まったので助けてほしいという依頼が3件有り、救出に向かいましたがその中の1件が、少し面白い話なので聞いてもらいたくなりました。
 
 車は、スズキのジムニーというジープタイプの四輪駆動で、場所は札幌新道の中央分離帯に乗り上げ動かなくなったとの事です。ヘルパー、スコップ、ロープなどを持って現場に向かい確認したところ、フロントバンパーがガードレールに乗り上げ、フロント左のタイヤと左リアタイヤが浮いていました。
 
 そこで、ジャッキアップしてガードロープと車を離し、タイヤに下に雪を詰めてジャッキを降ろしバックさせようとしたところ、リヤタイヤが空転するばかりでフロントタイヤはぜんぜん回りません。
 
 勿論、トランスファー(四駆にするためのレバー)はしっかり4H(四輪駆動)でメーターもしっかり4WDのランプが点いている状態です。
 
 もしもここで原因がわかった人は、かなりの通です。
 殆どの方は、見当もつかないと思いますので答えを出します。
 
 答えはフリーハブがフリーになっていた。というものです。
 
 フリーハブを簡単に説明しますと、以前ホイールの話でジープタイプの車に多く使われているもので、燃費向上の為の装置ですが、自動的に作動する物と人間が手動できりかえる物があり、ロック状態とフリー状態を選択するのですがこの方は、全くこのことを知らずに使っていたようです。
 
 つまり自分では、レバーは四輪駆動に切り替えたしランプも4WDなのだから、絶対四輪駆動になったつもりで走っていた様子です。でもこのレバーがフリー状態では、単なる二輪駆動にしか成りません。
 
 この装置は、レバーやスイッチなどで2WDと4WDを切り替えるタイプの四輪駆動車にある物で、ホイールの中心に直径10CMぐらいの飛び出た物があったらそれがそうです。
 勿論、このレバーを切り替えてロック状態にしたところあっけなく脱出出来ました。
 
 つまりこの方は買ってからずっと、自分では四輪駆動にしたつもりで二輪駆動で走っていたわけです。
 (この車は当社が販売した物ではないので当社の説明不足と思わないでください。)
 普通のセダンタイプには殆ど使っておりませんが、切り替え式の4WDをお使いの方は一度見ておいたほうがいいですよ。
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