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紹介エッセイ「Moonにクンタッチ」
 
 

第十二回「雪道でのスリップ事故起こしました」

先日自宅近くの坂道で、殆ど歩くぐらいのスピードからかなり手前でブレーキを掛けたにもかかわらず、止まっている前の車に追突してしまいました。勿論全面的に私が悪いので、車から降りて謝りにいったところ実は前の車も追突していました。そこで私が、ここの場所は危ないので先ずこの交差点から退けましょうと提案して、3台が移動したところ次に降りてきた車どうしがマタマタ追突してしまいました。
そんな厳しい路面状況での会話です。

話を分かりやすくするために最初の三台の内先頭をAさん、2番目をBさん、3台目が私です。

Aさん 自分の車のリアバンパーを見ながら「これくらいならなおさなくてもいいので、、、」

Bさん 「本当に良いんですか、、、申し訳ありません。」次に自分の車のリアバンパーを触りながら「私も細かい傷は有ったので直さなくても良いです。」

私 Bさんの車のナンバーを見て「でもこの車新しいのですね」

Bさんの車に乗っていた奥さん 「ええ、今年買ったんです。」

私「、、、直した方が良いですよ。保険は入ってますので直す時は連絡下さい。」といって名刺を渡し相手の連絡先の住所と電話をメモする。会社に帰ってBさん宅に再度お詫びの電話をして住宅地図で家を確認する。

勿論夜菓子おりを持ってお詫びに行ったら、Bさん「本当に直さなくていいです」とのことでした。

皆さんが本当にいい人で助かりました。

次の日に事故の話を会社でしていたら、社員の一人が「所で丸尾さんがぶつけた車は何」と聞かれ

私  「白い車で・・・軽自動車ではないヨ」
社員 「まさかぶつけた相手の車解らないの?」
私  「あまり大きくない車でキューブではないけれど・・・」
社員 いろいろな車の名前を言いながら「本当に解らないの?」
私  「全く解りません。今の車はみな同じに見えて・・・」
社員 「えっ」と絶句
私  「・・・」と無言

いまでも相手の車の車名が解らない丸尾でした。
昔の車ならテールランプだけでも車名はわかるのに・・・。
 
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