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               第75回「強風波浪警報」
                 
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 Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏
 
                 
                  | 3月7日に通いなれた座間味島に向かうべく、那覇空港に到着。何日か前から気になっていた強風波浪警報。なぜかと言いますと季節風と停滞ぎみの大型低気圧の影響を受ける事をネット上で調べていたのです。到着早々にフェリーの運行状況を確認すると「本日は全便欠航です」。やっぱりか!!と。心の準備はしていたものの、明日はどうだろうか、少しは状況が良くなりつつあるようですが、不安です。 
 さあ、今日の宿を手配しないと、流浪の民です、以前にも使った「船員会館」は満室で断念。ここは飯が旨くて安いのと、ターミナルが目の前で移動するにも都合が良いのですが。日航ホテルの割引券を持っていたのですが、ここも満室。 あとの手段を知らないので空港の観光案内所でホテルの手配をお願いしたら、手元の資料を見てもらうと1つのホテルしか空きが無いようです、ご自分で電話してください。結構ブッキラボウな言葉で言われたので、動揺しながら確認の電話をしました、お客様!最後の1室だけ空きがありますがツインルームです。そんな事はどうでも良く宿泊を確保、幸運でした。(高かった!)
 
 今の時期3月は日本全国、卒業旅行の関係で飛行機も満席、ホテルも同じ状態でしょう。そんな中の強風波浪警報で離島向けの大方の船便は欠航でしょうから仕方ありません。 確保したホテルに到着後、いつもの那覇の国際通りを散策。牧志公設市場の二階にある「道頓堀」食堂に、遅い昼食と晩御飯を兼ねていくと、おなじみさんの待遇!。私の顔を覚えていて下さった。1日に何百人と出入りのある忙しい店なのに、凄い記憶力のオーナーに感心しました。
 
 翌日ターミナルに電話を入れる。高速船クイーンザマミは欠航ですが、フェリーは運航します。やっと島に向かうことが出来ます、即、乗船したのもゆうまでもありませんが、出港後大きなフェリーなのにかなりの揺れ、今日のホエールウオッチングは駄目だろうなと予感していたのが、案のじょう。水中写真を撮る用意をしてその日の午後から潜ることにしました。
 
 滞在期間中はホエールウオッチング3回と水中撮影を3回致しましたが。海に入ると北海道の真夏の水温より高い21度〜22度くらいなのですが、海から上がるとそこは沖縄とはいえ、冬の海を掛け抜ける風は冷たく、プルルンもので、本当に冷たくもあり・痛くもありです。流氷ダイビング後の時みたいにキツイです。
 
 「もちろん流氷ダイブとでは装備が違いますが、冬の沖縄のガイドがドライを着る理由がここにあり」スタッフのうち心優しい「あゆみ」女史はポリタンクにお湯を入れて持参、ウエットスーツの中に入れてくれました。その気分は最高!幸せな暖かさと言ったら筆舌に表すことは出来ません。彼女の心が伝わります。
 
 程なくして自然の冬風にウエットスーツの体温が奪われはじめました。何と人の親切を邪魔する北風め、もとの黙阿弥です。う〜ん寒いよ〜、涙。
 
 ご一緒した2人の女性は即死しそうなゴマちゃん状態で横たわっていました。
 
 さてポイントは好きなニシバマ(阿嘉島の北浜)オアシスというサイトに似た根がありまして昨年に続き行きました、真っ赤なアザハタとぶちのが三匹。今回は始めて使う「シグマ」の14mmレンズを使ったのですがアザハタさまが私に超近づいてきます、これでもか、これでもかと。人が好きなラブリーなカップルなんですね。
 
 今回始めて使ったこのレンズは超ワイド、確か画角114度なのに、近接撮影にも向いていて、フィルム面から18cmまで寄ることが出来ます、1つのレンズですがワイドとマクロが兼用になった便利な仕様に加え、周辺光量も十分で明るくキレも良し、フォーカススピードも申し分無いレンズです、社外品ですが本当に良いレンズで感心しました。
 
 ホエールウオッチングは今回、まるっきり外しです。波は2mから時には3mにもなり、風は強く北風と南風が輻輳、船頭の清も苦労して、いらいらしています。そんな状況の下、非常に困難な撮影となりました、私の目指す、「ブリーチング」空飛ぶクジラの構図。は望むべくも無かった。何回通うと撮れるのでしょう。残念な証拠写真をご覧下さい。
 
 続く...........。
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