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焼尻島
エキジット
ニセタウエガジ
ノコギリモクの森
フサギンポの仔
キタカギノテクラゲ
手より大きい
キタムラサキウニ
ウミウシの仲間
海鵜飛翔
アブラコ
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第65回
「暑寒別天売焼尻国定公園」
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卵
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かもめパイロット
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Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏
2000年8月5日 札幌から羽幌町まで北にむけ車で向かう、時間は小休止も含め4時間半で到着。
羽幌港からは「焼尻島・天売島」に向かうベタ凪の日本海をフェリーに乗り約1時間と少しで「焼尻島」に到着しました、 フェリーはこの先にある天売島に向かいます。私たちはここでバスとともに下船しました。
島は厚い雲に頭を押さえられるように低く、どんよりとまとわりつく湿気で重苦しい、 「ファイト一発」と力が沸いてきません。
今日は焼尻港入り口右手方向にある岸壁沿いに潜ることになりました。
島に行ったことがある方はご存知の、港の入り口付近にある、「ウミネコ」のモニュメント横にバスを横付けし、 防波堤を乗り越えて岩場の中を器材を降ろしました。準備し早々に「海人」変身。
一人で先に海に入りました。3年前に潜ったときと打って替わり、「ホンダワラ」の絨毯が行けども行けども、 途切れません、嫌になるくらいのホンダワラ攻撃で、波があったら、波酔いと、ぞっとするほどです。
ですから魚はいても直ぐに海草の中に隠れこむので苦労しました。
撮影できたのは可愛い、「フサギンポ」の仔やギンポの仲間です。
そうそうあと痛い思い出の「カギノテクラゲ」が沢山いました、避けながら進行するのですが、 カギノテのちぎれた触手が私の大切なタラコ唇にヒット、触ると腫れるのが判っているので、
痛いのを撮影の終了まで我慢していました、こういう時って本当に集中できないんです。全てに関して。
ですから気持ちを集中して観察したり、ピントを合わせようとしても全てが手抜きになってしまう。
この日はカメラを2台持参したのですが、案の定1台のカメラのファインダーに岩に当ててしまい 傷をつけてしまいました。
まあ何度か自分で直しているので、いいのですが、手間隙を考えると・・・。 モー頭にくる。幸い大切なタラコは少し赤い程度で済みました。
2本目の撮影は1本目と方向を反対向きに振るとそこは1面「ノコギリモク」の林です。今年も水温が高いせいか、 「コンブ」や「ワカメ」が少なく地元の人が言う「雑草だらけです」お陰かどうか、まあなんと大きな「紫うに」
ご覧の写真はウニの横に手袋を置いてみましたが大きいでしょう。子供の頭ほどもあります。
今年はウニが安値の原因が良くわかる次第です。帰りに港で食べた、「うに丼」ご飯がまるっきり見えなく、 ウニが折り重なって、なんと200グラムも載って2000円(税込み)食堂の名前忘れましたが、
他所の店も同じ価格で安かったですよ。
海に話を戻し、入って直ぐの深さ2メートルほどのところに、周りの「カイメン」 の色に合わせ判りづらかったのですが、撮影後の写真をルーペで見るとウミウシの仲間です。
私が15年間1度も見たことのない珍しい種類かも知れないと一人大喜びをしていました。
この喜びを沢山の知人友人に知らせるべく、Eメール暑中見舞の写真で使ったところ、 オホーツクで羅臼在住の「水中カメラマン・名ガイド」の「関勝則」さんから新たな情報を戴くことができました。
私が日本海で15年掛けて始めて観察出来たものが、オホーツク海で通常に見れるとは・・・。 海は1つに繋がっているのですね。
翌6日は朝からいい天気いい日旅立ちです、帰る前に2ダイブします、 この日は漁業組合の方が焼尻島にある観光用グラスボートを出して頂き1本目は、
西浦漁港の入り口前にある、隠れ根にボートをつけてもらい、入ります。
ここは本当に大きな根で大きく切り立っているところ、大きなコーナーや、傍には大小の根が回りに点在していて、良いロケーションです、
大きなアブラコが人を観察によってきます、例のトゲのある大きな「オカズ」を1つおすそ分けしてあげると、 沢山のお客さんがやってきて大繁盛でした、これはいい商売になりますね。
2本目はグルーット島を反対側に廻って焼尻港の沖き合いにある、ウミウの灯台下を潜るべく、 そばによると飛翔の下手なウミウが頼りない足を前後にけりながら一生懸命発射していきました。
続く...........。 |
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