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タコイカ
タコイカの赤ちゃん
ヤギウオ
巨大水蛸
芝桜
芝桜2
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第63回
「タコイカ」
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イボダンゴ
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カジワラエビ
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Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏
「ダイブショップ・トリトン」の企画で「タコイカ」を探しに北海道知床半島の南東向きでほぼ中央に位置する「羅臼町」に行きました。
羅臼発の情報によると今年の5月21日に「タコイカ」を観察できたそうで、じりじりとする気持ちを抑えながら、1週間待ちました。
5月26日の深夜11時に札幌を出発、旭川、北見と走りつづけ朝の7時頃に到着したのでありました。
今回は私も含み総勢5人、気を使わなくていい人ばかりで、たいそう楽珍な道中になりました。というのも今回使った大型バスは、キャンピングカーに改造、大きなベッドが設えてあるので、寝台列車のように横になったままでいいのと、美人店長柳田さんの運転を、皆で交代しながらいこうとなっていたのですが、優しい皆はJimmyがビールを大好きなことを知っていて、最初から運転を当てにしていなかったようです、そそくさとコンビに入や特殊ガソリンを購入、流し込みながら、春眠をむさぼっていたのです。
今回「知床ダイビング企画」前にあるローソク岩がその場所です、低気圧の迫っている前の日にしては、油を打ったように凪です、空をみると雲ひとつもなく、太陽もサンサンと輝き夏のようです、気温も羅臼にしては珍しいくらい暑い日だったのです。記憶は不確かですが26度くらいはあったでしょうか。
皆さん聞いてください、今回器材をセッティングしているときに、私は重大なミスをしでかしたのです、というのも「アラジン・エアーエックス」というダイビングコンピュータの残圧計にエラー表示が出て空気の残圧表示がされないのです。私の持っているダイビングコンピュータにはダイビングのデーターの外に、最も重要な空気の残圧が表示される液晶が装備されているのです。
その空気の残圧はタンク側に付けたトランスミッターから無線で送信され、ダイビングコンピュータに付いている、レシーバー側で受信される方法の比較的新しい器材です。
従来の器材ですと、タンクから1.3mほどの高圧ホースが伸びていて、先端に機械式の残圧計が付いているのですが、残圧確認の為には手を伸ばし、引き寄せて見る必要があるのです。
私の場合、カメラを2台とか持つ事が多いので、この「アラジン・エアーエックス」ですとほんの少し腕を曲げるだけで、残圧その他が簡単に確認できるので、カメラマンとしては大変重宝するのです。
昨年12月に液晶表示の部分が薄くなってきて見づらくなったので、点検をお願いしたところ、その部分を交換していただいたのです。
ちょっと機械に詳しい方ですとお気づきかと思いますが、この装置は無線ですから交信するのに混信する可能性があります(同じ装置を沢山の人が使用すると)。それでそれを防ぐために5万通りだったかな、トランスミッターとレシーバーでマッチングを取る必要があるのです。私は以前にマッチングを2回取った経験があるので、簡単にできると思い込んでいたのがいけません、手順ミスで何度やってもだめなのです。
知ったかぶりはいけませんね、重要なことはマニュアルを再読する必要があったのです。
マッチングを取れない私は、友人の大原パパさんにバディーをお願いし、彼の残圧が50気圧(大気圧の50倍)になったら、知らせてもらうようにお願いし、固くバディーを組んだのです。悪いことは2度続くもので、その固い友情で結ばれたはずの大原パパのレギュレーターが、潜水後すぐに凍りつきあえなく、2人仲良く浮上(固き友情で結ばれたバディーシステム)の憂き目に遭ったのです。
午後の2本目からは、機械式の残圧計を用意し、潜ったのはいうまでもありませんが、またしても大原パパはまたもや故障、気の毒なことをしました。
今回は「タコイカ」(2メートルくらいになる)を目的にきたのですが、「関勝則」さんのガイドでも見つけることが出来ず、来年のシーズンに楽しみを先送りしましたが、今回はこれの赤ちゃんと屍骸を観察することが出来ましたが、冷たい海の中にあって、赤ちゃんを看る関さんの優しい目に私は暖かいものを感じました。
「イボダンゴ」は「馬糞うに」と比べて小さくてまるでコンペイトウのお菓子みたいで、かわいいでしょう。
「カジワラエビ」は小さく、しかも暗い海の中でピョンピョンとウサギのように動いているのでやっと撮ることが出来ました。
「巨大水蛸」は超接近のうえ撮影するべく、ファインダー越しに覗くと大きな足がレンズ前のドームにへばりついてくるではありませんか、怖くなりさっさとその場を離れました。(友人の女性はいつも襲われていたことを思い出した)
28日の帰路に雨が上がったので、「藻琴山温泉・芝桜公園」(入場料300円)?0152-66-3111に寄ってもらい芝桜公園を見てきましたが、丘全体が芝桜で覆われていて、この次期に道東まで来たら足を伸ばすことをお勧めします。
続く...........。 |
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