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神威脇ダイブ


鍋釣り岩


タナゴ


綺麗に食べ残し


ジャックと豆の木


エボヤと小魚


サンゴ


UFO


青苗から見る夕日


Seaパイナップル


中山峠から見た蝦夷富士

連載エッセイ

第55回
「海鮮満願全席・奥尻島」

うに
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ウスメバルの子
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


 '99年7月10日(土曜日)快晴のなか奥尻島に向け道南の瀬棚町からカーフェリーで西方に向かいました、約1時間20分ほどの船旅でしたが、波も少なく快適な船旅で、アットゆうまに到着。

 私事今回で5回目の奥尻島へは19人のダイバーさんとご一緒しました、これだけ多くの方々と 一緒にダイビングに向かうのは久しぶり、しかも見ず知らずの中にあっては、いつも石の様に硬くなる自分としては、友人の大原パパとご一緒できたのが、幸いし楽しいツアーでした。

 昨年同様、ダイブショップ「トリトンの女性店長柳田由美子さん」にお世話になりました、店長は社長に似て気さくで、おおらかな性格と、きっぷの良さで女性人気も高く、今回も大勢の女性ダイバーで占められました。

 叔父さんDivers・Jimmyとしては、自分の子と同年代の子供達から熟女に囲まれ、歳を忘れあっとゆう間の楽しい2日間で、沢山の海鮮漁理・思い出と出会いがありました。

 12時頃に到着してから、2ダイビングしました。ポイントは「神威脇温泉」の少し先にある、漁師がウニ漁に使う小船を寄せている小さな海岸です、今日は水中写真を趣味にしている大原パパとバディーを組み、大勢が見守る中、皆を尻目に、さっさとエントリー。

 すると腰の深さしかない海岸に、疑うばかりの光景が目に飛び込んできました、お腹の大きなタナゴが何十〜何百匹といる集団が一列縦隊だったり、思い想いに団塊を作っています、ダイバーの呼吸音に多少は動じるものの、その揺りかごを離れようとはしません。

 今年の3月にモルジブのバタラリゾートにあるハウスリーフの外側で根付く「ブルーパウダーサージョンフィッシュ」を思い出しました。小魚を除き、北海道でこれだけの多くの魚群を見るのは初めてでした、皆ーんな大きなお腹をして苦しそうです。タナゴはお腹の中で子供を孵し魚の姿で産みます、臨月が近いようで、暖かな浅瀬に同じ大きさのメスの集団を目にすることが出来ました。

 2ダイブの後、私は瀬棚で買った「Sapporo生ぬるいビール」でガソリン補給をしましたが、ぬるいので誰もこれに付き合おうとしません、ヌルクてもビール、どうして皆あんなにキンキンに冷えたビールが良いのかわかりません、冷え過ぎは間違いなく体に悪いです。

 器材を撤収し、体の塩抜きに「神威脇温泉」に入ります、ここには同じ源泉で観光客と地元の人が入る別々の建物があります。観光客が入る建物は当然有料で、ラウンジ形式の展望大浴場になっていて、港と海が一望出来ます。泉質は塩分と鉄分の混じった赤いお湯ですから塩抜きにはならないかな?。

 他方、ジモティーが入る温泉は無料です。トイレは無く、脱衣場は別になっていて、今となっては稀少な"混浴"です。小さな窓から港と海は少し見えますし、無料というのは、耐えがたい、喜びです。

 ここの泉質も同じなのですが、何時も煮えたぎった様に熱く、蛇口から出る水はちょろちょろと頼りないし、何時までたってもぬるくなりません、大原パパとは煮えた蛸のように全身赤くし我慢比べ、心臓の悪い方はよしておいたほうが懸命です。

 劣悪な環境の成果、何度か入浴していますが、金輪際女性は見たことはありません。  北海道のあちらこちらにある無料温泉を探すのも面白いですし、旅先で偶然に発見するのも得した気になりますよね。そのうちに公共温泉宿の紹介本以外に、無料温泉紹介マガジンも出るかも知れませんネ。

お泊まりは「青苗」にある民宿の「なかじま」さんにお世話になったのです。ハイシーズンのせいか昨年の旅館はブッキングがだめで、民宿になったので正直言って期待していなかったのでが、期待を大きく良いほうに裏切られ、料理が素晴らしかったので後でご紹介しましょう。

 その食事の前に大原パパと2人で寂しくサンセットをツーショットしてきました。撮影したのは青苗地区の西側に小さな船着場がある海岸に下がる道をうろうろしながら見つけ、撮影したのですが、今日は雲もほとんどなく、海は油を打ったようにべたなぎです、御覧のとおり太陽光が下のほうに向かってスーット伸びています、滅多に見れない太陽を見ながら、二人してお腹が"キューンと鳴りました"。お腹をさすりながら家路を急いで戻ると、すでに大方の人は、会食をしています。

乾杯を早々に、食べたんです、嬉しい「海鮮満願全席」
  1. ニガリを使っていない馬糞うにの活刺し100グラム。
  2. 8cmから9cmはある大きなアワビ刺し。
  3. 今朝採れたてで、向こうが見えるイカ刺し。
  4. アワビ鍋にはつぶと魚もはいり。
  5. つぶの煮付け。
  6. 焼き魚(忘れました)。
  7. 生の根コンブ。
  8. シャケの筋子。
 昨年泊まった○○旅館はイカの刺身もままならなかったのに、民宿なかじまさんはの頑張ているお陰で、ほんとーに今年は、大豊漁でした、離島に来て食の感動をしたのは産まれて始めてでした。 海鮮満願全席も食べ終わらないうちに、何人かが花火を買ってきて、民宿の子供も混じりやっています、いい年して私も仲間入りしたのは当然ですが気がついたときには、お酒の勢いもあって、久しぶりに花火を振り回し童心に還っていました。

 花火が終わると一人が星が沢山、見えるねと言い出したのですが、町の明かりがとても綺麗で明るい星しか見えません、そこで先程撮影した場所は民家がないので良く見えるはずと、皆を暗がりに案内しました、そこには天の川がはっきり見えるほど明るく綺麗に輝いていて手を差し伸べれば手が届きそうなぐらいよく見えます。

そうそうこの前の7日は「七夕」だったんですよねTVでやっていました、北海道の道南だけが7月7日が「七夕」で道南以外の他の地域は8月7日が七夕です、なぜか違いがわかる人いますか。教えてください。

 そんなこんなで、慌しい2日目もアットゆうまに帰り際、中山峠から見た、「蝦夷富士」こと「羊蹄山」が幻想的な色でたたずんでいました。

続く...........。
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