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KUL空港


マーレーの軍隊


エアタクシー


首都マーレー


ダイブショップ


墜落したヘリ


コバンアジ


イスズミ


バタラ島が流失


ミスジリュウキュウ
スズメダイ


ロウニンアジ


マダラエイ

連載エッセイ

第52回
「バタラリゾート」

空撮バタラ
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パウダーブルー
サージョンフィッシュ
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


モルジブ共和国はインド洋スリランカの南東方向に位置しています。南北に約820キロ、東西に約130キロに珊瑚礁と島々で首飾りのように連なり形成され、 珊瑚礁でできた24ある環礁に小さな1,190の島々で形成されています。

首都の「Male」はMALE環礁の南端に2K?の小さな島に沢山の人が住んでいます。モルジブの人口はおおよそ250,000人、ほとんどの人は敬虔なイスラム教徒です。

 今回は8年ぶりにモルジブに行く計画を昨年から計画を立てていましたところ、ウエッブで友人になった、Nobukoさんに今まで行ったところでの、お勧めはありますかと聞いたところ、「BATHLA」“バタラ”のハウスリーフが今まで観た色々なハウスリーフの中で1番美しかったとの、アドバイスがあり、行くことに決めました。

行きは全日空の千歳発、関西空港経由、マレーシアのクアラルンプール新国際空港まで利用。その先は、マレーシア航空で、マーレまで行きここで一泊、翌、早朝バタラリゾートに向けて、 「Air Taxi」という、“水上飛行機”でバタラに向いました。

Air Taxiの発着場はマーレー空港の西側に隣接した、海側に位置しています、ここまではバスに乗車し5分ほどで到着、幾つかある路線に合わせ沢山のAir Taxiが駐機していました。 このターミナルでは、預けてある自分の荷物を、親切な日本人で、後から友人になった“高岡さん”がグループで、一緒の荷物のようにお世話してして頂き、計量後のオーバーチャージも掛からずに済 みました、感謝、感謝。

さて、荷物と共にAir Taxi乗り込むと、狭い機内でエアコンも無く蒸し暑く、酸欠状態の魚のように息苦しくなりました。この先25分間を我慢しなければならないと思うと憂鬱です。 乗り込んできた、機長、コーパイとも半ズボンに裸足です。3月にアリ環礁間で運行している、ヘリコプターが墜落し、日本人が亡くなる痛ましい事故を思い 出し、暑さと共に不安でたまりません。

幾つかのリゾートに向かうゲストを乗せていざ、南西方向にある「アリ環礁」に向けて出発、程なくして、窓にある卵くらいの小さな空気取り入れ口から、勢いよく、フレッシュエアーがはいりこん できます、強弱を回転させ調整すると、丁度良い塩梅です。

 2度目の着水をしたところが、「バタラリゾート」らしく、一言、“バタラ”といってましたので、降り立ったところがリゾートの沖合いにある、「艀」に降り立ちました。 程なく、島の近くで待機していた、「ドーニー」というボートがこの艀に横付けし、やっと、この度の長旅に無事着地です。

到着後、親切な高岡ご夫妻と偶然一緒に、なることになり、ウエルカムドリンクを飲みながら「ユースフ」からリゾートの生活やら、エクスカーションについて1時間、丁寧に教授頂き、午後か らは、チェックダイブです。

ここでの、ダイビング器材の扱いは、器材置き場も洗い場も無いのでその都度、炎天下の下、桟橋まで、器材と2台のカメラを持ち、往復しなければなりません。 ヨーロッパからのゲスト達は身体も大きく、全然こたえていないようですが、身体の小さな日本人にとっては、かなりきつい運動です。

辛いことばかり書き連ねましたが、まだまだ続きます。実はここのハウスリーフは世界一との誉れ高い。自慢のサンゴが昨年の温暖化の影響でリーフの水温が35℃と高く推移し、昨年末頃に枝サンゴが全滅してしまったのです。 生きていれば、どれだけ美しいいか、想像できるほど、屍骸が累々と連なっています。生きた枝サンゴに共棲している、デバスズメダイが異常に少なく、死んだ珊瑚に繁茂するコケや海藻を食べる、黒っぽいベラの仲間が異常に多く観察されました。

昨年ゲストで来ていた、日本人の“甚平”さんは去年の素晴らしさに、2度目の訪問だった、そうですが、この凄惨な様子に、落胆していたようです。 ハウスリーフの外周には大物の「ロウニンアジ」や青く奇麗な「ブルーパウダーサージョンフィッシュ」が夕方になると群れていたり。マダラエイが南桟橋の下にいつも居て、ゲストがスキンダイブで潜ってくるゲストを待ち受けて、 にじり寄ってきます、幸運な人は、タッチングをしてもらえますヨ。

続く...........。
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