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ヒドラを纏うヤドカリ
オキアミ
子魚#3
子魚#2
子魚#1
和菓子のような
ウミウシの仲間
カイメン達の陣取り合戦
エラコの群生
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第49回
「熊石町」
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野生鮑
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養殖鮑
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Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏
1994年7月に札幌から南に車で4時間30分ところにある「熊石町」に向かいました。
「カルーア会」という紳士淑女の集まりがあり、下は10代、上は50歳代の会員で構成腕の良いレストランシェフを集め、会食をしたり、夏にキャンプやグルメツアーを企画運用しているのです、私の友人で良き先輩の「杉沢治二」さんが会長をしていてます。
会長の号令で都合12人が集合、熊石の海に美味しい幸を戴きに一路向かいました。 熊石町は“アワビの里”で山から出る温泉を利用して「アワビ」他「スッポン」の養殖をしています。
小振りのアワビでしたが昨年に行ったときは1個380円で販売されていました。
活アワビの6.5センチ〜7センチのLサイズ 10個入り5、530円から 15個入りが 7、630円からが 郵パックで購入出来るようです。
「熊石郵便局」?(01398)2-3380
観光産業としては、温泉のあるところにオートキャンプ場「熊石休養村」とアウトドアーフィールド。 ここの上流4キロ奥地に渓谷の岩肌をくりぬいて造った“天然大露天風呂”があります、大きさは20畳ほどで。
巨大岩石がごろごろ転がる川岸に鎮座していて、川の流れる音や、深緑の青を楽しみながら混浴が出来るのです、さすがにお嬢さん達は遠慮していますが、元のお嬢さん方は純粋に温泉を楽しんでいるようでしたが、こちらのほうが気恥ずかしくなりますね(~_~;)。
こんなに素晴らしい世界一の「天然巨岩露天風呂」が無料で体験できるのです。
さて陸はこのくらいにして、海に目をやると「鮎川海岸」に北海道の形にくりぬいた広さ5.000?の「天然海水プール」があります、深さは0.5メートル、1メートル、1.5メートルと区分けしてあり、小さなお子様でも、安心して楽しめるように出来ています。
熊石の海岸はほぼ真南に向いていますので、夏は季節風の影響で南よりの風と共に対馬暖流が南の温帯域の魚や動物たちが南下してきて、一部の生物がここに居残ります、その中に小さな魚たちが身を寄せながら、漂っていたり、オキアミの仲間、が小さな集団を幾つも見受けられました。
「和菓子」又は「雪見大福」のようにふわふわして見える“美味しそうな”「ウミウシ」これが貝殻の無い貝の仲間とは到底想像も出来ません。
“カラフル”な「カイメン」が陣取り合戦をしていて、北海道の海に彩りを添えています。最近ではこのカイメンたちから、色々な化学物質が発見され、ガンの特効薬や
「HIV感染症」に効能のある物質が次々と発見されているんですから凄いですね、「天然の創造力」は。
「釣餌」として超高級な「エラコ」が群生、しかも満開で観察できました。 エラコはチューブ状の中にミミズのような生き物が入っていて、チューブの先から
えら呼吸をしながら捕食活動をし、その捕食時に花が開いたようになるのです、 神経質な生き物で、私の呼吸を遠くからでも聞き分け直ぐ引っ込んでしまいます、
何故かといいますと、魚の餌としては、右に出るものはなく、常に危険が伴うので神経質に育っているようです。
さて「アワビの里」に自生する野生アワビの大きいことにびっくりしました、ここの野生達は奥尻島で見るアワビと同じ種類だと思います。何故かといいますと、ほとんどが手のひらか、それ以上の大きさを持っているのです、ですからアワビの里でなくて「アワビの故郷」のほうがフレーズが良いと思いました、いつまでも自然を大切に守ってくださいね。
読者の皆様にアワビを“養殖もの”か野生の見極め方を伝授しますね。 養殖アワビは奇麗な“青色”をしていて、小振りでゴミが少ない。
他方野生のものは“色黒”で沢山の「海草」や「海藻」、「ヒドラ」「カイメン」 を体中に密生させているのです。
続く...........。 |
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