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勇士
ウミウシの仲間
弱肉強食ナマコを食う
死滅回遊魚
「チュンチュン」
タナゴ
サザエに似たヒレ貝
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第44回
「ウエンチクナイ」
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ウエンチクナイの風景
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クロゾイ「ガヤ」
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Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏
最近頂いたメールの中にプロフィールの写真が「きわどい」とのご指摘があり、確かに普段着の生活状態でない、様子から当然きわどく感じる方もいるでしょう。私は、奇麗な海、モルジブの写真を使っていましたが、この手記をご覧頂く時には、北海道らしい勇壮ないでたちになっているはずですから、プロフィールをご覧ください。
そこで台風4号の影響最中に、プロフィール用の写真と海の状態がよくて、入れる様であれば、水中写真を撮ればいいかなと思い神恵内村「ウエンチクナイ」サイトに行きました。去年の2月に豊浜トンネル崩落事故のあと、北海道開発局が道内のトンネルや道路が崩落の危険個所を重点的に道路維持の工事を始めました。そのせいで、今日の「ウエンチクナイ」サイトに現場のバリケードがよそよそしく、設置していて、何時もの様子と違います。ガードマンを尻目に車を止め、器材をおろしこれから潜ろうとした、矢先にここに入ってはいけないし、これから2年間は工事が掛かるとの事です。
ただでさえ、魚協がうるさくて入るポイントが少ないのに、あちらこちらで工事です、ここもしばらく入れなくなるために見納めかもしれません。海に入る寸前に言われても困ります、重い器材とカメラを降ろしてから。私は「いいからと」、ガードマンに宣誓しました。
今日は始めて、プロフィール用にデジカメを借りてきました、使うのも2回目で試し撮りです。一緒に行ったプロカメラマンの増田君に撮ってもらいましたが、どうも画素数が少ないようです、帰ってから見てみると、かなりザラついてます、ただでさえ、いい歳こいて余計に皺が目立ちます、そのうち差し替えますから、それまで皆さん我慢してください。
積丹の海は昨日来、台風の影響、大雨で期待は出来ませんが、今日はテスト撮りがあるんです。カメラは「ネクサス社」のスチールケースに「ニコン90」で、レンズは色々あり、いつもは、60mmか24mmのレンズです、前者のレンズはマクロレンズといいまして、小さなものを大きくして写し取るのが得意なレンズです、その特性上ワイドな写真が撮れませんが、明るくてボケが非常に奇麗なレンズで私の愛用の1本です。
他方24mmレンズは「シグマ社」製のレンズでワイド、水中に持ち込むとさらに屈折が強くなり陸上指標で20mmくらいでしょうか、明るくて良いレンズ、又接写倍率もいいので、ワイドでこい、マクロでこいといいことばかり、「カタログスペック」は日本一ですが、逆光にめちゃくちゃ弱いのです、手記の「ハワイ/シンガポール」はこのレンズです、でどうしてもハレーションで映り込みが多く、最近では余り使いたくないレンズの1本です。
今日は28/70mmのニコンレンズです、このレンズはワイド側はそれなりにワイド、70mm側はマクロ兼用になっていて、それなりに。この「ソレナリにレンズ」を試してみようと思ったのです、その動機は、たまたま「フォーカスギア」といいまして、たまたま焦点あわせ用の歯車が余っていて、ズーム用の歯車に転用が出来たのです、方法はマスクのストラップを切り取りレンズのズーム部、筐体と歯車のあいだに挟めるとちょうどいい具合にはまったのです、ここでピントはどうするのと、「ピント」きた方は鋭い人、ピントはあくまで「邪道」のオートフォーカスです、今日は台風の影響で底揺れしますから、オートフォーカスの方がピント合わせは確かです、と自分に言い聞かせ、海に入り「試し撮」りをしたのですが、結果はご覧のとおりです。
水中はご存知のとうり、レンズを交換できないので、ワイドとマクロがほしいときは、その2台を持って入るのですが、この器材の重さときたら旅行用の用意も含め、半端ではありません。まだリハビリーの身上で何とかならないかと思うのは歳のせいでしょうか、足のせいでしょうか、世の中、甘くなく、デジタルカメラのようにはいきません、レンズはせいぜい「それなり」で残念至極でした。
続く...........。 |
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