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お花畑
ピーンと張り詰めた
ウエンチクナイ干潮帯
ひとときの夏
暑気を払う
小魚のゆりかご
神恵内の夏
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第41回
「北海道に夏がやっときた」
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水中花
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黄昏るメバル
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コサージュ
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Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏
98年も7月に入ったものの、この夏は周期的に天候が変わり、ぐずぐずしていました。
この19日、20日海の日と天候が続きました、気温も27〜8度と推移し夏日を記録しましたが水温は16度前後です、これでは支笏湖の水温18度より低いのです(情報SHOEさん提供)。
前回の手記39〜40回に行ってきた「奥尻島」の水温は約21度と比べ此処「神恵内」は 5度以上低く、潜るとお腹が冷え、ぐぐっときます。
汚い話ですが、「プロ」「猛者」の方は水中でウエットを脱ぎするそうですが、私ははっきり言って「おしゃれダイバーですから」そんな事は絶対出来ないので我慢します、何故か……・・
海水と「大」は比重が大きく違い、必ず浮いてくるのです、その浮いた物体がちょうど顔の処に来ると塩梅が悪くなります、ですから「オシャレな私」はどんなに苦しくても我慢するのが日課でなく週課になっています、これからは水温も徐々に上がり、この週課ともおさらばです。
さて、今までは私に似合わない「切り口」の汚い話におさらばして、一寸さみしい話題で納涼しましょう。
ここ神恵内村は積丹半島の西端に位置し夏になると北上してきた対馬暖流が当たるかたちになっています、その影響で、秋には本州からはるばる旅行してきた魚たちがたくさん観察できます。
普段はみられない温帯域の魚たちはここ北海道に来てから大きく育ち水温の低下とともに命を落としてしまうのです、「死滅回遊魚」といいなんとも残酷な表現です、大
昔人間が何年もかけ旅をし、行き着いた先で行き倒れになり「氷付けで1万年後」に発見された事例が思い出されます。
でも今年はこの海流のお陰ですごくきれいなヒドラの「お花畑」を見る事が出来ました。この「花束」や、「コサージュ」は道南桧山地方に行かないとあまり観察できないのですが、今年はたくさん花開いていました、神様の造形センスは人間の創造力をはるかに超えています。
次回「7月20海の日・寿都を潜る」に続きます。
続く...........。 |
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