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ウミウシの仲間


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ギンポの仲間


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連載エッセイ

第40回
「北の沖縄“奥尻島の海”」

コブダイの子
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カジカの仲間
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タナゴのあくび
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


「北の沖縄」奥尻の海は4回訪れました、以前訪れた時に「無縁島」を潜るのに漁船を利用しました。 その時に南からの暖流と北からの寒流が交差するところを見たことがあります、どの様にして判るのか、これから説明いたします。

ここは深さ35mくらいの砂地のポイントで、この日は深さ17mを境に潮流の向きが反対なのと、海水の色が上下層で違い、水温差が6度ありました。海洋の上層のほうは沖縄の海を思い起こすほどの「紺碧の青色」で水温21度あり北上し。

下層はいつも見る北海道の色「青緑色」で水温15度しかなく南下していたのです。この日は上層を移動、目的地に到着後30m前後まで潜行しましたが、このたった6度の差が大きく、頭が痛くなるほどでした。

当然境界面を写真に収めたのですが、まだまだ腕も未熟で写っていませんでした。ここの目指す水底には「手っ食い」という「ヒラメ」がいまして、大きさが1m以上あります、土産話にしますと、それはオヒョウだよと一笑して言われますが、NHKで報道されるくらいに有名で、カレイとヒラメの形はまるで違います、大きい口で人間の手を食らうぐらい大きいのが由来だそうです。

残念ながら私は「手っ食い」を見ることには見たのですが、あまりにもの大きさで、衝撃を受けて写真を撮っていません、当時の未熟さ加減が露呈しますし、今でも思いで深いのでお伝えしたかったのです。 今回は時期的にも少し早いのと、ボートを利用しなかったので、「手っ食い」を見ることは出来ませんでした。

色々見ましたが、潮流のお陰で震災後5年経ち回復しているようで、水産資源も豊富なようです、魚も種類も多く又水中棲物も多く楽しめたのです。

始めてみるウミウシや、カイメンを纏う貝などがおり、地震以降絶滅に近い損害を受けた、アワビなども大きな形の物がそこ此処に散見できましたし、一方南方域に棲むのコブダイの幼魚やギンポを見ることが出来ました。 自然の恵みをたくさん受ける島ですから、7000年前から人間が住み生活していたんです「時空翔」。

追悼の記
海の中にいていまだに行方知れずの方が、早く見つかるよう祈念致します。
合掌

続く...........。
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