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稚内1


稚内2


寒風に揉まれた
宗谷の木々


「宗谷岬」


日本最北端「宗谷岬」
から日本方向を見る


オホーツク海岸のカモメ

連載エッセイ

第3回
「体験ダイビング2」

稚内湾から
宗谷岬を観る
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稚内港
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


 きついウエットスーツをやっとのおもいで着たのは嬉しいのですが、汚い水槽の中のかわいそうな金魚が酸欠の様にアップアップ状態になったのでした。

*この連載を見ている方にダイビングは酸欠に陥ると誤解を避ける為説明しますがウェットスーツはほとんどオーダーメードで作るのでぜんぜん苦しくない。*

 いよいよ器材の装着です、背中にタンクのついたベストを着、マスクを顔に着けいよいよエントリィです、そろそろと腰のあたりまで海に入り足ヒレを付けるのですが、 重い器材を背負っているものですから、 それこそ波にもまれ片足になって足ヒレが付けれないのです、高橋さんが顔を真っ赤にしていっしょうけんめい気張るのですがだめです。

そういえばブーツがチョーきつかったので、当然「フィン」のベルトがチョーきつかったのです。
やっとの思いで「フィン」を履きいよいよ、 水の中に入ります、「レギュレーター」と言う呼吸する装置を 口にくわえ、ゆっくりと深く呼吸をし、おそるおそる体を沈めていったのでした。

*後から分かったのですがダイビングをする方たちは、漁師さんの様に足ヒレといわず「フィン」と言う*

 目の前に広がるすばらしい海中景観をと、昔見た映画のようなシーンを期待していたにもかかわらず、全然記憶に無くただ一生懸命、 亀のように仰向けにならない様にもがいていたのでした。

*背中に12キロのタンク、約10キロあるウエイトベルトを付ける他、合計30キロの器材と体重を合わせると100キロくらいの重さになりますが上手くなると中性浮力「ヘリコプターの様に ホバリング出来る」のバランスを取ると体量が10分の1くらいに減り浮遊感覚「宇宙遊泳の練習にも使われている」が得られる*

 なぜ美しい水中景観も見てないし、苦しい体験でダイビングを始めたかといいますと、 体験を手伝ってくれた高橋さんがニコノスという当時でも珍しい水中カメラで私の水中記念写真を撮ってくれました。

その積丹の海の青さを北海道でも見ることができ、「水中写真に感動したのかなあ」また自分が亀のように重装備で凛々しい姿にうっとりしたのものでした。

つづく...。
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